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鎌倉・由比ヶ浜の『みんなの駄菓子屋』なみへい。


by taiyaki-namihei

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金曜までお休みです。 お休み中に思ったこと。

こんにちは!

鎌倉 一丁焼き たい焼き なみへい 濱田紳吾です。



※とても大切なお知らせです※

7/12(月)~7/16(金)

臨時休業させていただきます。




かわりに・・・

17(土)~21(水)は休まず営業、

22日(木)にお休みをいただきます。




たい焼きは実演販売は

19日の日曜日で

一時終了です


焼きたてのたい焼きたちよ、
しばしお別れじゃ071.gif


次回は9月上旬再開を
予定しております。





昨日のブログに書いたように
なみへいに
クーラーが来ました。



クーラー工事のお兄さんが、


「表のシャッター開けて作業してたら

『どうしてもアイスが食べたいんだけど!』

って何回も声かけられましたよ」


と言っていた。



また、僕が店に向かっていると、

店の前に張ってある営業カレンダーを

写メールで撮ってらっしゃる方をみかけた。



休業中、お店に来てくださった方、

申し訳ありません。

そしてありがとうございます。


ぜひ、次回ご来店時に

その旨、声をお掛けください







近所を歩いていると、

「なみへいちゃん!!」


と、幼稚園の女の子からかわいい声を

かけてもらった003.gif


お母さんもよく知った人だから・・・

苦笑いも、ニコニコしながら

うれしそうに挨拶してくださった。





幼稚園の常連のお子さんの中には、

たい焼きのことを”なみへい”と呼んでくれる子もいる。



「みどりのなみへい・・・ください!」



と注文する。





どんなちっちゃい子でも、

たい焼きとわかってくれるように

なみへいという名は、

みんなに覚えてもらって・・・

半年お店をやってみて

本当にこの屋号には

感謝している。


また、僕の無二の相棒なのだ。


この人格化した親しみのある屋号がなければ

僕自身、こんなに店に

愛着をもてなかったかもしれない。



半年前まで

この世に誕生していなかった

命だ。


世の中のおかあさんが

赤ちゃんを産んで

名前をつけて

何度もこどもの名前を呼んで

どんどんお母さんになっていくこと・・・




名前って不思議ですね。



そんなぼくにとって大切な

”なみへい”という名前を

ちいさなお友達が

呼んでくれることは



ギュッと抱きしめられ

ハグされるくらい

グッとくることなのだ。



人はみんな

すごーいコミュニケーション能力を持って

コミュニケーションするためもあって・・・

生まれてくると思う。




しかしながら、

その環境に恵まれないと

その能力は少しずつ、

伸びるきっかけを失って

大人になってしまうと

それを維持するのが精一杯だったりして・・・




なぜなら、日々疲れることも

どんどん増えてしまうし・・・




本来神様からもらった

すばらしいコミュニケーションの力は

100%発揮されることなく

終わってしまうことが多いのは

いつの世も同じだが


家族のあり方や町のあり方

伝達の利便性などが加速していて

”人間のよさ”

の原点、話して分かち合うことが

どんどん退化してしまいそうだから・・・





町に、商店街に

一軒ぐらい

子どもが自発的に

気軽に

「おじさーん!」

と話しかけられる

環境が必要だと思ったから

僕はこんな駄菓子屋スタイルで

”なみへい”で

店をやっている。




なみへいには

ちいさなお友達が

たくさんやって来る。



子どもの個性それぞれなので

僕はお話を強要したことはないが

子どもたちは

数ヶ月で

人見知りがおしゃべりに変わったり

その日あったことを

気ぜわしくたい焼きを焼いている僕を

煩わせまいと

話すことをまとめて

意を決して

彼らなりに

端的に報告するようになったり・・・

数ヶ月前より確実に。





話す・・・は

「放つ」からきているという。




自分の中で悶々として

放つきっかけを失った大人が

起こしている問題も

多い今日。



僕の独りよがりかもしれないが、

僕は町でちいさなお友達に

声をかけられ

彼らが放っているのを確認すると

町の一住人として

とてもほっとする。





そして

たい焼き屋という

愚直なスタイルにも

きっと意味があるね、と

もう一人の自分

”なみへい”に声をかけてやり

日ごろの苦労を

ねぎらってやるのである。





今こうやってブログを書いている間にも

張り紙をみてだろうか・・・


「閉まっていますが・・・

今日はやらないんですか」


と僕の携帯に電話があった。



「半年でよくここまで

やってきたな、なみへい。」




店と、店の店主の関係は

とても不思議な関係だ。







えれなのお母さんは

えれなが寝る前に

毎晩こう言っている



「今日もお母さんの娘でいてくれてありがとう」



えれなはなにも言わず、

うんうん、とうなずいて

一分もしないうちに寝てしまう。






僕も毎日なみへいに言っている




「今日も俺を成長させてくれてありがとう」




僕は

なみへいの・・・やつのお陰で

濱田紳吾とはなにか

何者なのか

日々気付きを与えてもらっている。



ありがとう、なみへい。

そして、

なみへいのちいさいお友達も

おおきいお友達も・・・



ありがとう。
# by taiyaki-namihei | 2010-07-13 11:48 | なみへいコラム | Comments(0)

今日は定休日。 梅雨の晴れ間に。

こんにちは!

鎌倉 一丁焼き たい焼き なみへい 濱田 紳吾です。

今日は定休日です。

今日は朝から汗だくになって片付けものをしています。

庭の白い紫陽花に赤ちゃんのカマキリを発見!


今日は定休日。 梅雨の晴れ間に。_a0145471_120812.jpg


鎌倉は自然いっぱい、虫もいっぱいです!

暑い暑い夏に備えて

僕は今日、これから電気屋さんに

扇風機を買いに。


梅雨の晴れ間なので、

今日はひたすら掃除と片付けに精進します。

それでは!

よい一日を!
# by taiyaki-namihei | 2010-06-28 12:00 | なみへいコラム | Comments(0)

本日月曜定休日 今朝、長谷寺へお参りしてきました。

おはようございます。

鎌倉 一丁焼き たい焼き なみへい 濱田紳吾です。

今日は定休日です。


今朝は長谷寺へいってきました。

僕はもともと長谷寺からの眺めが好きで、

この場所にお店を開きました。


ひさびさにゆっくり参拝してきました。


今日は今が見ごろの紫陽花を中心に写真を載せます。

久々の鎌倉遠足代行・・・ですね。


前回遠足代行の写真このブログに載せたのは、
半年前の開店直前の頃。

その頃は・・・

まったくお恥ずかしい話ですが、
すべての神様のお賽銭箱に
お賽銭を差し上げることもままならないほど・・・


開店前で・・・
出費に次ぐ出費で・・・


本当に苦しかったなぁ。


観音様だけでなく、
大黒さま、
厄除けの神様・・・


安らかな気分でお賽銭箱に
納めることができるだけで・・・

本当に感無量でした。


まだまだ豊かです、
といえるような・・・ではありませんが、

この境内から眺めるおうちの屋根を
見ていて、
いつも声をかけて支えてくださる
ご近所の方々を思い、、
胸が一杯になりました。


経済的な安定はもちろん大切だと思いますが、
もっと大切なものを開店して6ヶ月、
たった半年でいただきました 。

ありがとう。

感謝!
合掌!

本日月曜定休日 今朝、長谷寺へお参りしてきました。_a0145471_11312642.jpg

本日月曜定休日 今朝、長谷寺へお参りしてきました。_a0145471_1132354.jpg


本日月曜定休日 今朝、長谷寺へお参りしてきました。_a0145471_11322834.jpg
本日月曜定休日 今朝、長谷寺へお参りしてきました。_a0145471_1132587.jpg
本日月曜定休日 今朝、長谷寺へお参りしてきました。_a0145471_1133424.jpg
本日月曜定休日 今朝、長谷寺へお参りしてきました。_a0145471_11341314.jpg
本日月曜定休日 今朝、長谷寺へお参りしてきました。_a0145471_11344798.jpg
本日月曜定休日 今朝、長谷寺へお参りしてきました。_a0145471_11353552.jpg
本日月曜定休日 今朝、長谷寺へお参りしてきました。_a0145471_11355688.jpg
本日月曜定休日 今朝、長谷寺へお参りしてきました。_a0145471_11363414.jpg
本日月曜定休日 今朝、長谷寺へお参りしてきました。_a0145471_11365532.jpg
本日月曜定休日 今朝、長谷寺へお参りしてきました。_a0145471_11373352.jpg
本日月曜定休日 今朝、長谷寺へお参りしてきました。_a0145471_11381166.jpg
本日月曜定休日 今朝、長谷寺へお参りしてきました。_a0145471_11383038.jpg

# by taiyaki-namihei | 2010-06-21 11:38 | なみへいコラム | Comments(0)

本日定休日。紫陽花と・・・素敵な白に翻弄されている僕。

おはようございます!

鎌倉 一丁焼き たい焼き なみへい 濱田紳吾です。

今日は定休日です。

ようやく、紫陽花の見ごろになりましたね。

我が家の庭にも数本、紫陽花の木があります。

去年の12月に引っ越してきたので、

この紫陽花たちが何色なのか気になっていました。


そして、やっとここ数日でわかり始めました。


まず、裏庭のはピンクちゃんでした。

本日定休日。紫陽花と・・・素敵な白に翻弄されている僕。_a0145471_931374.jpg



玄関は、どうやら薄紫色のよう。
本日定休日。紫陽花と・・・素敵な白に翻弄されている僕。_a0145471_94109.jpg



そして、まだはっきりしないのが、

ダイニングから見える僕の背丈ほどもある

大きな木の色。
本日定休日。紫陽花と・・・素敵な白に翻弄されている僕。_a0145471_952982.jpg


おそらく、白なのだとおもう 。


長谷の家々には、アイコンのように紫陽花が植えられている。


現在、長谷寺では紫陽花の写真満載の

手団扇が配られていて、

その団扇を長谷寺をお手伝いされている

常連さんの素敵な女性からいただいた。

本日定休日。紫陽花と・・・素敵な白に翻弄されている僕。_a0145471_10263952.jpg



「黒姫」が本当にきれいですよ、と、その方。

http://www.hasedera.jp/10_hana/



入梅が例年より遅いらしい。

入梅だけでなく、初夏への切り替わりもはっきりしなかったので、

入梅前は爽やかなシャーベットを紫陽花のように数種類用意して、

と意気込んでいた僕だが、

つい一週間前は夕方震えるほど寒かったりして・・・。


生のフルーツをや香草を

ふんだんに買い込みたい気分が

どうしても独りよがりのようにおもったりして・・・。


今年の天気が初心者の僕に

天邪鬼ないたずらをしていて・・・

結局僕は、自然の天候の前では、

かわいいパシリになるのが一番いいや、と

朝、せっせと起きて、その日の朝に

アイスやシャーベットのメニューの

微調整を考える今日この頃だ。



でも、結果的に、このやり方が一番楽しいんだな、

と思う。

そして、この寝ぼすけの僕が、

早起きが楽しい、ワクワクする、と思えることに感謝したい。


そして、そういう思いで手がけたアイスやシャーベットが、

その日のうちに僕の目の前で、みなさんが楽しく食べていただけること、

本当にありがたいと感じる。


ここまで近い距離で

お客様にくったくない感想をいただき、

僕がそれにすぐにお応えできるような環境は、

どの職場でもないことだろう。


先日遊びに来てくれた僕の同級生も、

ある自動車パーツの製造業に携わっているが、

お客様の生の声がここまで聞けるって羨ましい!

とニコニコしていた。



と、いうことで・・・。


今日は、ひさびさに6時に起床した。

いつもより2時間多く睡眠をとる・・・

すごく寝た気がした。



そして、近所の甘縄神社まで散歩した。


神社境内の野種っぽい紫陽花。


本日定休日。紫陽花と・・・素敵な白に翻弄されている僕。_a0145471_9335773.jpg


紫陽花も白装束の巫女さんのように清楚。


ガクアジサイのなかでも四隅にガクがあるのみ。

アジサイは4枚の花びらで出来ているので、

別名「よひら」というのをご存知でしょうか。


よひらが四隅に四つ・・・。

なんか、ずっと眺めていると、

不思議な・・・

哲学的な・・・

気分になってきたので、

神社を後に家に戻ろうと歩いていました。


ぱっと空き地を見ると、

広い空き地の真ん中に、真白い猫が一匹。

本日定休日。紫陽花と・・・素敵な白に翻弄されている僕。_a0145471_9414982.jpg


広~い土地を独り占めしてた。


白というのは、何にも代えがたい

人をひきつける魅力を持っている。





実はここ数日、僕の頭の中は

この白のオマージュでいっぱいだ。


なぜなら・・・

ずっとかき氷の仕上げのことで

頭がいっぱいだから。


実は先週、以前にもお世話になった

某情報誌さんが夏の特集で取材にいらしてくださった。

今月22日発売に間に合わせて撮影なさったのだ。


わざわざ取り上げていただくからには、と

前日何度も練習したもののたい焼きを焼きながらの作業。


自分の中では8割の出来であったが、

熱心に取材してくださった編集の方々に

ますます取り組む意欲がわいてきた。


撮影の様子を少しだけ載せておきます。






ちょっとだけ・・・ヨ~。


本日定休日。紫陽花と・・・素敵な白に翻弄されている僕。_a0145471_9524383.jpg





なみへいの特製ミルク氷、

「夢氷 ~ゆめごおり~」


合成着色料不使用。

日本画のような・・・

すべて天然色素で仕上げています。



詳細はまた後日ご報告いたしますね。


それでは!


今週も皆様にとってよい一週間でありますように003.gif
# by taiyaki-namihei | 2010-06-07 09:56 | なみへいコラム | Comments(0)

本日定休日 はやいものです。明日で開店6ヶ月。そして思うこと。

おはようございます。

鎌倉 一丁焼き たい焼き なみへい 濱田紳吾です。



本日は定休日です。




今日で5月もおしまい。



なみへいも、5月1日より、

アイスクリームの販売を始めたり、

内装も夏バージョンに切り替えたり、

模様替えが多く、大変ながらも、

とても楽しかったです。



5月・6月は初夏バージョン、

7・8・9月の秋分の日くらいまでは、

真夏バージョンでやっていこうかなぁ、と

計画中です。



アイスクリームは、秋頃まで販売予定です。


出来るだけ、季節感や僕の思うところなどを取り入れた、


「暦アイス」的な・・・


エッセイみたいなアイスにしようかな、

とおもっています 。

定番のたまごアイスなど以外は・・・。



僕は、お菓子の修行に入るまで、

思春期の頃より日記をつけていました。



新聞や雑誌を読むときも、

人のエッセイを見るのが楽しい。


日々の切り取りを人とシェアすることが、

とても好きです。


一丁焼きのたい焼き屋は、

一日中たい焼きを焼かなくてはならないので、

その時間をどうやって捻出しようか・・・


そう考えていました。


大手のアイスクリーム屋さんじゃないから、

その日の気候を見て、

アイスのメニューを決めたりします。


それを店頭でお客さんに説明したり、

こうやってブログで思うところを説明したりして、

それを読んでくださる方がいらしゃるのですから、

まぁ、なんと幸せなんでしょう!

と思います。


よく、日替わりで大変ですね、とか、

近所の方からは、

「朝早くから準備されて、アイスの時期は大変ですね!」

とか言っていただくのですが、


やりたいことがあって早起きするというのは、

とても僕は運のいい人間だと思っています。


有機野菜の素材にこだわって大変でしょう、

と心配してくださるお客様も大勢いらしゃいます。


出費のことを考えると、

確かに一瞬躊躇してしまうのですが、

とにかくそれらを使って、

お菓子作りをしているときは、楽しくてしょうがない!


また、

今の時代、外食産業は、

食材コストを抑えて、

利益率が何%確保できているか・・・

で経営の優劣をつける、という古臭い基準・・・

もうそういう時代の断末魔だと僕は思っている。



例えば、先日出した、ミルクジンジャーアイス、

有機しょうがを使わなければ出せない

柔らかいジンジャー味がポイント。


有機しょうがのコストは、

従来品の約4倍。

1パック、¥100のしょうがの量だと、¥400する。


実際、鎌倉のスーパーでも、

1パック¥398で販売されている。





ミルクジンジャーアイスの定価も

¥180としたいところだが、

しょうがの実費を一杯分ずつ割り振って、


どうしても、¥200になる。

けれども、¥180でありきたりの

しょうがミルクアイスを食べてもらうくらいだったら、

¥200でミルクとあわせたときの

まろやかなミルクジンジャーアイスを召し上がっていただき、



しょうがのすばらしさ、お菓子の力を伝えられたらなぁ、

と思い、力不足の僕ではあるが、

そういうアイスを作ってみた。




素材は、それが作られるまでに・・・

介在した


”人の手の記憶”


を確実に持っていると思う。





上に書いたしょうがに関わるエッセイで、

是非、皆さんに読んでいただきたいと思うものを、

最近見つけた。


丁度ミルクジンジャーアイスを出した直後、

僕の元に届いたメルマガ。


前にも紹介したが、

丈夫卵の高橋丈夫さんが発行している、

生命農法研究会のメルマガより。


実は、日本の、特にお寿司のガリ用のしょうがは、

タイ北部で生産されていた、かつては。


今は、中国にシフトしている。

日本はしょうがを大量に使う国だが、

その日本人の消費を支えてきたために、

その地域の産業バランスが崩れ、

ついには、暴動に発展してしまった、


という内容のことを書いてらっしゃるくだりだ。




昨年から、タイでデモや反政府運動が報道されています。
私は以前、何度かタイに行った事があります。
大半は農業目的で行き、
政府機関の有機研究農場等にも行きましたが、
表では大変素晴らしい事を言うのですが、
その農場の片隅に、多量の農薬のビンが捨てられているのを見て、
がっかりした覚えがあります。


 今回のタクシン派と呼ばれる人達の大半は、
北部の貧しい地域の人々だと言われています。
タイの人々は、王国としてのプライドが高く、
北部山間の人達に対しては、差別意識を強く持っています。
その北部に日本はショウガ栽培を始め、
寿司店等で使われるショウガは
ほとんどがこれらの地域から生産された物です。

 しかし、日本流の農薬、化学肥料で生産指導をした為、
あっと言う間に何も収穫出来ない土地になり、
基の農地に戻る事も出来なくなり、
貧しさに更に拍車を掛けてしまいました。

又、タイは公認の娼婦街があり、
そこで売春する女性は、この北部の人達です。
ここでは、エイズが大きな問題となっていました。

 そこで働いた女性が、ある程度の年齢になると仕事も出来なくなり、
故郷に帰ると、例えその女性がエイズである事が分かっていたとしても、
貧しさの中で、その女性を嫁に受け入れる男性が待っています。
私はタイでの移動の車は、この北部の男の人が運転していました。

 彼は、後ろから車が近付くとすぐに道を譲り、
なかなか前に進めないのです。
同じ道なのだから堂々と走れと言っても、つい避けてしまっていました。
その様な人々が立ち上がったのですから、
すぐには解決に向かうはずもなく、
その上、その力を軍や政権に利用されながらのデモでもあり、
傷付いた北部の人達の心は、
どちらにしても満たされる事はないと思います。




以前にも増して、

日本の、商社などによる、

”農場団地化”が今、進んでいます。



コンビニなど、納品先を確保しているこのような

団地化推進会社は、残念ながら、

食物たちの”食卓のアクセサリー化”を

加速させているように思います。


お菓子の世界でもそうです。


飾られたものや商品説明のこってりしたケーキも

大切だけれど・・・


本当に技術のある職人さんは、

すごくシンプルなもので美味しいものを作れるんじゃないか、

それこそ本当のご馳走ではなかろうか、


毎日食べるようなものが、人の思いと

自然の恵みに満ちていて、

それを記憶している食材で構成されている・・・


今こそ、世の中の食に対する見直しと、

原点回帰の時期だ、

お菓子業界に所属してそう思ったので、

一番素朴なたい焼き屋としてやっていこう、


僕はそう思って、今日に至っている。




少し前に、「粗食のススメ」という言葉が話題になった。


僕は詳しく筆者の主張を知らないが、

恐らく、素朴なおいしさを知ることこそ、

本当のグルメ道、というような内容なのではなかろうか、

と推測している。



昔ながらの一丁焼きのたい焼き・・・

皮は小麦粉と水とわずかな重曹のみ。


僕自身まだまだだと思っているが、

腕がなければ小麦の真のおいしさを伝えることが出来ない。


だから毎日やってて飽きない。


なみへいの焼きそば、

具はキャベツと揚玉しか入っていない。

お肉や魚介類も安価にふんだんに使える時代だが、

あえて”そ”・・・素・粗・・・にすることによって、

活きてくるうまさを知ってほしい。


簡単に言うと、

粗食じゃないとわからないおいしさ、うまさ。



たった¥280の焼きそばだが、

しょうゆや梅酢を焦がさないように、

作っている方は真剣そのものだ。


¥180のたまごアイス、

香りは卵と砂糖と低温殺菌牛乳・生クリームのあまーい香りのみ。


なみへいの主力商品は、見ての通り、

”粗食のススメ”のオンパレードだ。


今年元旦、開店する前は、本当に怖かった。

それでどこまで通用するのか?売れるのか?

そして、丁度5ヶ月たった今、振り返ってみてつくづく思う。


お店の場所と、

そこに集ってくださるお客様に本当に恵まれたな、と。


一過性の流行や、聞きかじりのコピーに

惑わされるような方が実に少なく、

シンプルでよいもので、

気軽に買えるものを次世代に残したい、

という意思ある大人の消費者の方々が若輩者の僕を

支えてくださっているので、

本当に救われたと思っている。


開店5ヶ月目の終わりの日に。

うまく伝えられない僕だけど、

僕の残していきたい味について、

僭越ながら書かせていただきました。


ありがとうございます。


明日から6ヶ月目。

がんばります。
# by taiyaki-namihei | 2010-05-31 10:43 | なみへいコラム | Comments(0)

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