★保存版☆ ”なみへいができるまで。”
おはようございます!
鎌倉 一丁焼き たい焼き なみへい 濱田紳吾です。
本日、9月21日の水曜日は、
機器メンテナンスと荒天のため、臨時休業とさせていただきます。
明日は元気に営業いたします!はなこさん!
もうすぐ僕の誕生日。
なみへいという店舗に出会えたのも、
2年前の10月一週目の金曜日。
夏の気配が遠ざかって、
秋がはじまる風が吹くと、
あらためて、この町でたい焼き屋さんになれたことに
ひとつの奇跡を感じます。
最近、なみへいを知っていただいた方から、
よく質問を受けます。
Q「なぜ、なみへいって屋号なんですか?」
A「由比ガ浜の波が平和に長く続きますように、って意味です。
磯野家とは、直接関係ありませんヨ!」
Q「なぜ、鎌倉でお店を出したんですか?」
A「長谷寺の観音様から、鎌倉を盛り上げるように、呼ばれたんですヨ!」
Q「ところで、お兄さん、日本語上手だけど、どこの国の人?」
A「鹿児島出身の日本人ですから!!」
日々、忙しく過ごしておりますと、
僕のパスポートを提示するどころか、
細かい説明もできないことが多く、
もどかしく思っておりました。
折角のお休みなので、
最近、なみへいのことを知っていただいた方のためにも
また、未来に、なみへいを知っていただくあなたへ、
なみへいの手引きとなりますよう、
今一度、その誕生エピソードを。
長文です。
そう思ったのは、
初めて長谷寺に参拝した2006年の5月。
僕が21歳のときです。

江ノ電の走るのどかな町並み。
こんもりした山から聞こえる鳥のさえずり。
展望台から眺めた、由比ガ浜の海岸線。
観光の方で周りは溢れている中、
その景色を見た瞬間、
僕は金縛りにあって、
自然と涙が流れてきたのです。
それは、遠く離れた故郷、鹿児島の風景を思い出したのか、
なにか、懐かしく、あたたかいものを感じたのか・・・。
後にも先にも、
そんな経験はないのですが、
その思い出は非常に強烈でした。
当時、(いちおう)経営学を専攻する大学生だった僕にとって、
”いつかは・・・”
という憧れの場所だったのです。
その後、
大学を卒業し、
アパレルや芸能関係の仕事から
まったく畑違いの飲食業界に飛び込み、
天然酵母のパンや、
不器用ながらフランス菓子の現場も体験しました。
あるとき、
フランス菓子の現場で、
大チョンボをやらかした僕。
「あなた、仕事向いてないから、辞めたほうがいいんじゃない?」
経営者に、正面きってそう告げられた僕は、
心底悩んで退職し、
真剣に将来を模索しました。
そこで出会ったのが、たい焼きです。
・・・このペースで書いていると、
日が暮れてしまいそうなので
過去の日記を貼り付けます。
お時間が許せば、ご覧ください。
たい焼きの歴史について
http://tainamihei.exblog.jp/9322688/
なみへい物件を見つけて、取得するまで
http://tainamihei.exblog.jp/9336510/
なみへいの初心。熱い日記です。
http://tainamihei.exblog.jp/9519211/
今の物件に出会えたきっかけっていうのが、
また、非常に奇縁でした・・・。
僕のパートナーは、
直感と集中力が勝負の人間で、
まったく知り合いも、ツテもなく、
僕もまだまだ修行の身だし、
お金もまったくなく、
独立なんて、
まだまだ先の話だと思っていた
2009年の10月はじめ。
「・・・鎌倉の不動産屋、調べなくては!」
突然、そういう衝動に駆られた彼女は、
「鎌倉 不動産屋」
で、ネット検索。
鎌倉の不動産屋さんが7・8件ヒット。
はじめて調べるので、心当たりもまったくなかったわけですが、
下から二番目に出てきた、
S不動産屋さんの名前だけ、
「光って見えた」(本人談)
というのです。
そこで、
衝動的に電話をかけ、
「鎌倉で貸し店舗を探しているのですが・・・」
「明日で募集締め切りの物件がひとつだけありますけど・・・
申し込みが3件も入ってますからねぇ。」
「今から飛んでいきますので、是非、見せてください!」
そういって、
彼女はそのまま電車に乗って鎌倉に出て、
物件に一目ぼれして。
「絶対、見逃せない物件だから、明日、面接お願いしたから!」
仕事から帰った僕に、
彼女はそう、興奮して教えてくれた・・・。
そこからは上記のブログにあるとおりです。
改めて、その不思議なご縁と、
彼女の直感と行動力のすごさに感謝しています。
嘘みたいな、ホントの、本当の話です。
あれから2年。
”由比ガ浜の波が平和に長く続きますように”
と由来するなみへいは、
皆様に、日々、支えられております。
長くなりましたが、
最後におひとつ。
なみへいのすぐ裏に住んでいる、
Kのすけというイガグリ頭の男の子の話。
何度か、このブログにも登場しているナイスガイです。
Kのすけは、
僕のことを
「おじさん!」
と呼んだ最初の男です。
それ以来、僕は小学生の間で、
「たい焼き屋のおじさん」
と呼ばれるようになりました。
登校するときも、下校するときも、
サッカーに行くときも、
「おじさん!行って来るね!」
と元気に走っていく姿を、
僕は目を細めて見送るんです。
先週末、
Kのすけが、彼の友達を連れてきてくれました。
一丁焼のたい焼きを焼く姿を
はじめて見るその友達は、
「すげえすげえ!かっこいい!」
と、大興奮。
それを見たKのすけは、
「そうだろ!かっこいいだろ!
おじさんは俺の友達なんだぜ!
なみへいが出来たときから俺は知ってるんだぜ!
かき氷だってうまいんだぜ!」
たい焼きを食べるのも忘れて、
Kのすけは自分のことのように自慢してくれました。
あの日見た景色の中で、
今日も暮らせること。
秋になると、
改めて万感の思いです。
誰一人知り合いもいなかったこの町、
今ではどこを歩いても挨拶を交わせるほどに
僕が住む町になりました。
子どもたちの未来が、
どうか輝いて、
鎌倉が、
これからもずーーっと、
素敵で平和でありますように。
たい焼き なみへい
濱田紳吾
鎌倉 一丁焼き たい焼き なみへい 濱田紳吾です。
本日、9月21日の水曜日は、
機器メンテナンスと荒天のため、臨時休業とさせていただきます。
明日は元気に営業いたします!はなこさん!
もうすぐ僕の誕生日。
なみへいという店舗に出会えたのも、
2年前の10月一週目の金曜日。
夏の気配が遠ざかって、
秋がはじまる風が吹くと、
あらためて、この町でたい焼き屋さんになれたことに
ひとつの奇跡を感じます。
最近、なみへいを知っていただいた方から、
よく質問を受けます。
Q「なぜ、なみへいって屋号なんですか?」
A「由比ガ浜の波が平和に長く続きますように、って意味です。
磯野家とは、直接関係ありませんヨ!」
Q「なぜ、鎌倉でお店を出したんですか?」
A「長谷寺の観音様から、鎌倉を盛り上げるように、呼ばれたんですヨ!」
Q「ところで、お兄さん、日本語上手だけど、どこの国の人?」
A「鹿児島出身の日本人ですから!!」
日々、忙しく過ごしておりますと、
僕のパスポートを提示するどころか、
細かい説明もできないことが多く、
もどかしく思っておりました。
折角のお休みなので、
最近、なみへいのことを知っていただいた方のためにも
また、未来に、なみへいを知っていただくあなたへ、
なみへいの手引きとなりますよう、
今一度、その誕生エピソードを。
長文です。
「いつか、この町に住んでみたい・・・」
そう思ったのは、
初めて長谷寺に参拝した2006年の5月。
僕が21歳のときです。

江ノ電の走るのどかな町並み。
こんもりした山から聞こえる鳥のさえずり。
展望台から眺めた、由比ガ浜の海岸線。
観光の方で周りは溢れている中、
その景色を見た瞬間、
僕は金縛りにあって、
自然と涙が流れてきたのです。
それは、遠く離れた故郷、鹿児島の風景を思い出したのか、
なにか、懐かしく、あたたかいものを感じたのか・・・。
後にも先にも、
そんな経験はないのですが、
その思い出は非常に強烈でした。
当時、(いちおう)経営学を専攻する大学生だった僕にとって、
”いつかは・・・”
という憧れの場所だったのです。
その後、
大学を卒業し、
アパレルや芸能関係の仕事から
まったく畑違いの飲食業界に飛び込み、
天然酵母のパンや、
不器用ながらフランス菓子の現場も体験しました。
あるとき、
フランス菓子の現場で、
大チョンボをやらかした僕。
「あなた、仕事向いてないから、辞めたほうがいいんじゃない?」
経営者に、正面きってそう告げられた僕は、
心底悩んで退職し、
真剣に将来を模索しました。
そこで出会ったのが、たい焼きです。
・・・このペースで書いていると、
日が暮れてしまいそうなので
過去の日記を貼り付けます。
お時間が許せば、ご覧ください。
たい焼きの歴史について
http://tainamihei.exblog.jp/9322688/
なみへい物件を見つけて、取得するまで
http://tainamihei.exblog.jp/9336510/
なみへいの初心。熱い日記です。
http://tainamihei.exblog.jp/9519211/
今の物件に出会えたきっかけっていうのが、
また、非常に奇縁でした・・・。
僕のパートナーは、
直感と集中力が勝負の人間で、
まったく知り合いも、ツテもなく、
僕もまだまだ修行の身だし、
お金もまったくなく、
独立なんて、
まだまだ先の話だと思っていた
2009年の10月はじめ。
「・・・鎌倉の不動産屋、調べなくては!」
突然、そういう衝動に駆られた彼女は、
「鎌倉 不動産屋」
で、ネット検索。
鎌倉の不動産屋さんが7・8件ヒット。
はじめて調べるので、心当たりもまったくなかったわけですが、
下から二番目に出てきた、
S不動産屋さんの名前だけ、
「光って見えた」(本人談)
というのです。
そこで、
衝動的に電話をかけ、
「鎌倉で貸し店舗を探しているのですが・・・」
「明日で募集締め切りの物件がひとつだけありますけど・・・
申し込みが3件も入ってますからねぇ。」
「今から飛んでいきますので、是非、見せてください!」
そういって、
彼女はそのまま電車に乗って鎌倉に出て、
物件に一目ぼれして。
「絶対、見逃せない物件だから、明日、面接お願いしたから!」
仕事から帰った僕に、
彼女はそう、興奮して教えてくれた・・・。
そこからは上記のブログにあるとおりです。
改めて、その不思議なご縁と、
彼女の直感と行動力のすごさに感謝しています。
嘘みたいな、ホントの、本当の話です。
あれから2年。
”由比ガ浜の波が平和に長く続きますように”
と由来するなみへいは、
皆様に、日々、支えられております。
長くなりましたが、
最後におひとつ。
なみへいのすぐ裏に住んでいる、
Kのすけというイガグリ頭の男の子の話。
何度か、このブログにも登場しているナイスガイです。
Kのすけは、
僕のことを
「おじさん!」
と呼んだ最初の男です。
それ以来、僕は小学生の間で、
「たい焼き屋のおじさん」
と呼ばれるようになりました。
登校するときも、下校するときも、
サッカーに行くときも、
「おじさん!行って来るね!」
と元気に走っていく姿を、
僕は目を細めて見送るんです。
先週末、
Kのすけが、彼の友達を連れてきてくれました。
一丁焼のたい焼きを焼く姿を
はじめて見るその友達は、
「すげえすげえ!かっこいい!」
と、大興奮。
それを見たKのすけは、
「そうだろ!かっこいいだろ!
おじさんは俺の友達なんだぜ!
なみへいが出来たときから俺は知ってるんだぜ!
かき氷だってうまいんだぜ!」
たい焼きを食べるのも忘れて、
Kのすけは自分のことのように自慢してくれました。
あの日見た景色の中で、
今日も暮らせること。
秋になると、
改めて万感の思いです。
誰一人知り合いもいなかったこの町、
今ではどこを歩いても挨拶を交わせるほどに
僕が住む町になりました。
子どもたちの未来が、
どうか輝いて、
鎌倉が、
これからもずーーっと、
素敵で平和でありますように。
たい焼き なみへい
濱田紳吾
by taiyaki-namihei
| 2011-09-21 07:47
| なみへいコラム
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月曜定休(祝日は翌日振り替え)
営業時間10:00~18:00
(7月・8月は不定期)
〒248-0016
神奈川県鎌倉市長谷1-8-10
℡0467-24-7900
江ノ島電鉄
由比ヶ浜駅徒歩3分
長谷駅徒歩5分
JR鎌倉駅より徒歩15分

詳細地図はこちらから
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