あったかいたい焼きを あなたに。


by taiyaki-namihei

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今日・・・ひさしぶりにパンを焼きながら思っていたこと。

こんばんは!

鎌倉 一丁焼き たい焼き なみへい 濱田紳吾です。


今日は定休日・・・でした。

投稿が遅くなって申し訳ないです。





今日は朝からパン作り。






遅まきながら、

なみへいベーカリー部、

そろそろ始動しようかと思っています。




某企画でありがたいことに

なみへいに声がかかりまして・・・



秋のスイーツフェスティバルに参加することに!



その商品撮影があったのです。




秋味のあんこをつくり、

スペシャルたい焼きで

出店しようかとも思ったのですが

やはり、たい焼きは焼き立てを食べてほしい・・・



ということで色々迷ったのですが

江ノ電さんからみの企画、

ということもありまして・・・



江ノ電全線開通100周年にちなんだ

変わりあんこの

ミニあんぱんの小箱を販売することに。



江ノ電の駅が全部で15コになった記念です。


当初は採算度外視・気前よく、

15個・15種類のかわりあんぱんを

作ろうと思ったのですが・・・


15個あんぱんの入る箱を探したところ

かなりデカい!


それに、

¥500という上代設定がされていて、

納品価格はさらに抑えられているので・・・




さすがに15個ワンセットというのはあきらめて、

江ノ電の駅を、

七里ガ浜と鎌倉高校前で東西に分け、

終点のひと駅を足した合計8個、

鎌倉行き編と藤沢行き編の2つを作成。



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一駅ごとにちなんだかわりあんを詰めた

天然酵母のミニあんぱんセットを

販売することになった。




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たとえば・・・



七里ガ浜駅のあんぱんは、

その美しい砂浜をイメージして

ココナッツミルクあん・・・




鎌倉高校前は青春のイメージだから、

甘酸っぱくほろ苦い檸檬・・・レモンあん、だったり。




鵠沼は・・・

鵠とは 「くぐい」 と読み

やまと言葉の白鳥の意。

なので・・・

シンプルな白あんにすべきか?

練乳あんにすべきか?


残念ながらコスト的に

白小豆というのは厳しいな・・・



などと一つ一つの江ノ電の駅から

そのイメージと想いをめぐらして

現在、変わりあんの選定中なのである。


パンの生地は・・・


たい焼きにも少しブレンドしている

中強力粉のコシ強めの

手打ちうどんなどに向いている

国産小麦を使うことにしている。



昔々、おばあちゃんたちが

縁側ですいとんや手打ちうどんや

麦きりを作っていた頃をイメージされて

作られた国産小麦である。


なので、出来上がったあんぱんは

できるだけ柔らかめでクセがないように
(あんこたちを活かすために)

仕上げたが、

どことなく懐かしいノスタルジックな

素朴さがある。



その表面は

すこしおやきのそれを連想したり・・・

海辺を走る江ノ電だから

生地も塩を効かせて・・・

少しお饅頭のように

味しっかりにしようと思う。


どの海塩にするか

今、考え中。



やっぱり鎌倉の塩がいいかなぁ。



お砂糖は夏の海水浴で日焼けした

子どもたちをイメージして

きび砂糖を使おうと思う。



天然酵母のパンを作る・・・


あんまり久しぶりだから

昨日の夜から緊張していた。


生地がふわふわ過ぎても

箱に入らなくなっちゃうし・・・

あんこたちの個性を活かすために

今回は酵母の香りをプレーンにするために

あこ酵母を使った。


あこ酵母は社長の近藤さんが

ホシノ酵母に長年勤められた後、


「より、粉の個性を最優先に」



をモットーに酵母臭の存在感が前に出ない

オリジナルの酵母を作り上げられ

展開されているブランドだ。




あこ酵母は僕が将来導入したいな、

と憧れている


窯会社、キュウハーンさんから元々紹介された。



キュウハーンさんは

輻射窯というパンの焼成に

すばらしい窯を展開されている会社。


桜島の溶岩を使った

遠赤外線の窯などを作っていらっしゃるところが

九州の会社らしい。



そもそも日本の洋菓子・洋パンというのは

西の文化を伝えた九州なしでは語れないし

お砂糖も南からだから・・・



九州出身の僕が

この仕事に就いているのも

意味があるのだと思っている。



近藤社長は

現在、このあこ酵母の生産と

ご自身のパン販売店、

あこ庵を経営されている。



社長は

50歳半ばから

あこ庵、

つまりパンの小売をはじめられた。



「50半ば過ぎて朝3時・4時から

働く生活に一変して・・・最初は本当に大変でした。

人生の不幸を全部背負ったような気持ちになりました、

当時は。」




年齢を経てからチャレンジすること、

ご苦労されているから、

新規のパン出店希望者の

不安や苦悩も非常によくわかってくださる

やさしい方だ。




僕もたまにお電話すると

お忙しいのにいつも励ましてくださる。


パンの職人志望者が減っている中

職人の意味、

職人の作るパン・・・



伝えなきゃいけないものだと思うから

僕もあこ酵母のいいところを

最大限に引き出せる

パンのレシピを

積極的に開発したい。




たい焼きを焼く日々に忙しい

僕ではあるが
、ちょこちょこと考えてきた。



あこ酵母の天然酵母パンは

近藤社長もおっしゃるように、

毎日食べても食べ飽きないパンであり、

ごはん党のためのパンだ。


僕はかつてパンの仕事をしていて

多分その時期に

一生分とも思えるほどのパンを食べた。

食べまくった。

完全に許容量は超えていた。

それは・・・

きっと僕がもっと歳をとったときに

パンを食べたらきっとこう思うだろうなというような

感覚だろう、




そう思った。


それから、またさらに色々なパンを食べた。

天然酵母のパンも

いっぱい色々。

それぞれにいいところがある。



パンとはコレとソレを比べて

優劣をつけるものとも違うと僕は思う。



僕が最終的にたい焼き屋になったのも

洋菓子だけでなく

パンの現場にいたことが

凄く影響していると思う。




とにかく


みんなに愛されることが一番。


をモットーに、

なみへいベーカリー部

そろそろ始動しなければ、と

やっと重い腰を上げようと

思っていたところだったので

今回の江ノ島でのイベントのお誘い

うれしかったなぁ。






実はこのイベントのお話をご紹介くださったのは

鵠沼海岸の天然かき氷の名店、

埜庵さんの石附さんだ。




埜庵さんとは定休日が同じ月曜日ということで
(7・8月は無休です!みなさん是非行きましょう!すばらしい氷です。)

なかなか伺えないが

伺う度に、貴重なお話と励ましをいただく。


江ノ電各駅停車の旅あんぱんを作っていて

ここに店を構えてできた人のつながり・・・

それにしみじみと感謝していた。



近藤社長・・・


石附さん・・・


そして、

この素敵なあんぱんのカバーデザインの

あったかい感じの

江ノ電を見事に演出してくださった

敬愛すべき常連さん、N嬢の

さっぱりと、しかし力強く

しなやかに励ましてくださった

リズムある彼女の言葉が

あんぱんを丸めている間中

ずっと響いていた。



ありがとう!!


Nさん。



鎌倉・湘南は・・・

人間が自然と有機になる

なにかがあるのです。


海と山と・・・

そして、

そこに住む人たちの

まるで微生物のような

何かが加わって。




東京からたった一時間なのに

東京と絶対的に違う・・・

何かがあります。



そう感じさせる何かを

なみへいという空間が

醸し出すとよいなぁ・・・



たい焼き閑散期ではありますが

夏こそ・・・

こんな具合にお店のことを考えています。


たい焼きを一年のうち・・・

たった40日だけ焼いていない

今の時期、僕にとっては大変貴重な時期で・・・

(でも僕はたい焼きが焼きたくてしょうがないのです!!)

早く焼きたい!焼きたい!再開したい!

一日も早く涼しくなってほしい・・・。


お客様とじっくりコミュニケーションが

とれるから。

比較的静かな夏のなみへいですが

会話となごみがあるので

とてもよい雰囲気です、

自分でいうのもなんですが。




よかったらゆっくり話しましょう!

暑い日々ですが

是非!
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by taiyaki-namihei | 2010-07-26 23:14 | なみへいコラム | Comments(0)

明日から営業再開! 鎌倉散歩についての名文。 

こんばんは!


鎌倉 一丁焼き たい焼き なみへい 濱田紳吾です。





明日から営業再開いたします!


そんなわけで、

今日は朝から買出しに出掛けておりまして・・・


普段、買い物を担当していない僕は

大変要領が悪くて、

ついさっき、帰ってきました。


更新が遅くなり、申し訳ありません!


お休み突入前は

「休みに入ったら、コレをしてアレをして・・・」

と、大変意気込んでおりましたが、



休みに入ってみると、

自分の心身がいかに

「骨休め」が必要か、

と、強く感じたので、

ゆっくり、ひっそり、

過ごした昨日までの4日間でした。




特にたい焼き職人には、

文字通り骨休めが必要なのだと思います。

せめて、もう一人、少し慣れた焼き手がいれば、

一時間に5分とか10分とか交代してもらって、

僕の骨は休まる?かもしれません。


約3キロの鋳型を朝10時の開店から

夕方6時半頃まで

ほぼずっと握り締めながら、

高温の焼き台の前で、

立ちっぱなしているのですから、

我が愛すべき骸骨を思うと、

よくよく冷静に考えてみると、

なんだかとても切なくなったのです。


しかしながら、

家でゴロゴロしていると、

もっと自分の肉体が

惨めに思えてくるので・・・


そんなときは、

ひたすら散歩です。


街を歩いてみると、

全体が骨休めしている・・・

そんな長谷・由比ガ浜の今の風景。


店々のシャッターが閉まる風景は、

まるで今がこの街の正月か盆だよ、

と言っているようです。



そんなのんびり静かな時期でも

この街の人々は、

みんな散歩しています。


僕も、この街に引っ越してから、

確実に散歩しています。



僕が敬愛する

スーパーご近所さん、

コケーシカの沼田元氣さんの

著書”鎌倉スーベニール手帖”の

まえがきより、

彼のすばらしい文章をご紹介したいと思います。


僕は彼の文章の大ファンです。


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「この場所を歩くのがホントウに嬉しい」



こんな風なことを

地元の人も観光客も同じように云うのは

鎌倉ならではである。


都心に近いのに別天地である鎌倉は、

気軽に、突然でも、思いつきでも

行き当りばったりで行っても、

どんなに楽しめることか。


旅人がこの場所を歩くのが嬉しいと

云った時の、「この場所」とは

特別珍しい景色の場所でも、

名所や旧跡でもない。



いわば日常という当たり前の場所

にもかゝわらず、小津の映画の

ワンシーンの如き静謐な場所。

それは何気ない街並や横丁、

路地裏、生垣や板塀、海辺の小道、

切通しや電車通り

喫茶店に古本屋と、

どこにでもありそうな懐かしさと

いつか来たことのある切なさと、

も一度来たくなる日常の風景なのである。



誰しも、たまには「遠くに旅に出よう」という時もある。



しかし準備して、計画立てて、よそ行きのかっこをして

出掛けるのは、気が重い。



しかるに鎌倉は

「そうだ鎌倉に行こう」

なんて云わずとも

自然と足が向いてしまうような場所である。


思い立ったら、文庫本一冊かごに入れて、

午后からでも出掛けたくなるところだ。


しかも鎌倉は、小京都などでは決してなく、

その証拠に何よりも開かれた街である。


つまり、ここの住人は

代々何百年も住んだ人たちではなく

近年ここが気に入って移り住んだ人がほとんどで

それゆえ、新しくやってくる人たちを快く受け入れる。


そんな住人たちは、ここに落ち着きたくて

やってきた人たちばかりなので

大々的にリゾート開発したり、

大きなビルを建てようという人はいない

(--と思う。)



だからこそ、地元の人と観光客が同じような視点で、

同じような気持ちで散歩している。


いわば、ここは散歩人たちの都であり、

オアシスである。


ここでは高級な車も、

眺めのよい高層マンションも自慢にならない。

広い庭や敷地を持つより、

鎌倉を我が家、我が庭と思って愛し、

美しい路地路地を散歩する時間を持つ者こそが、

真の贅沢者となる。


観光地をかけ足で廻るのではなく、

のんびり散歩できる人の、なんと憩の富を持つ者か。




このうろこ文様が表紙の

素敵な本、

ページによって紙質が違ったり、

大変凝った本であるので、

是非是非、みなさんにも

紹介したいし、

鎌倉好きの人は手元に置いてもよいと思う。



僕はこの文章を手にしてから

なみへいの目指すべき

お店の風景・・・


とてもはっきりしたように思う。



なんとなく鎌倉に惹かれて、

長谷・由比ガ浜に店を構えた僕だが


この求心力が何なのか、

ここに住む人、愛する人の宝物・・・

それをこのような美しい文章に

書き留めてくださった元氣さん、

本当にありがとうございます。



元氣さんは、喫茶、喫茶店というものを、

熟知されている大御所でいらっしゃるので、

最初は、僕、とても緊張して、

お話しておりました。

(もちろん、いまでも憧れで、大変緊張しております。)


今では、街でお会いしても気さくに

声をかけてくださいます。

また、なみへいのたい焼きも

時折召し上がってくださいます。


元氣さんに限らず、

この地には各方面でご活躍の方が、

つい最近、移り住んで来られている・・・

そんなことが多くて

僕もとても刺激になります。


みなさん共通していらっしゃるのは、

元氣さんのまえがきにあるような、

感性の持ち主でいらっしゃると

僕はそう思います。


散歩を愛する人々のための、

散歩の途中の

愛すべき我がちゃぶ台、

なみへいが目指しているものが

元氣さんの文章で

キラキラと輝いている。


とても意味をもっている。


みんなが大切にしてくれるかな?



今日、買出しという散歩をしながら、

僕はそんなことを考えていました。



僕、緊張しています。


明日・・・

久々ですから。


たい焼き、焼けるかな!?



そんな情けなさを引っさげながら、

さっき、明日の準備をしに、

店に行きました。


そしたらね・・・。


3歳くらいの男の子が

おかあさんの手にしがみついて

店のシャッターの前で

大泣きしていました。


「たいやき~!!ないの~!?」


こんな暑い日に楽しみにしてくれてるんだね。


ありがとう。


たい焼きの夏休みまであと3日。


そんなに量はありませんが

生あんずのあんこ、

お出しできるよう、今努力しています。


ハーコットのあんずあんたい焼きです。


前半戦のフィナーレにふさわしい、

濃厚で、華やかなフルーツあんに仕上がるように・・・


夏休み明けの後半戦は、

秋冬という

まさにたい焼きの旬シーズン!

こちらにむけても

密かに栗の産地に

予約を入れたり、

密かに準備が進んでいます。


ブログを読んでいる読者のみなさまに

ちらっとお知らせしますとね・・・


まず、夏を惜しむように、

マンゴーあん、黒糖の赤ねりあん、

このへんをやりたいですね・・・。


運がよければ、

福島産の黄金桃も

あんこにできるかもしれません。



そして、秋が深まった頃は

栗の渋皮煮を裏ごしした

今出している焼き栗あんよりも

より秋っぽい濃厚な

期間限定の栗味を

考えております。



たい焼きがお休みの間も

色々な手作りの変わりあんで作った

手作りのお菓子を手軽な価格で

ドンドン発表していきたいと思いますので

どうか、今後ともブログチェック、

よろしくお願いします。


材料によっては

一回限りのメニューも多いことと思います。


So, Don't Miss it!




・・・では、

今から明日の新作の製作にかかります・・・。


皆様におかれましては、

おやすみなさい。


それでは!
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by taiyaki-namihei | 2010-07-16 21:02 | なみへいコラム | Comments(0)

明日までお休み。 引き続き、求人。 旅に思うこと。

こんにちは!

鎌倉 一丁焼き たい焼き なみへい 濱田紳吾です。



7/12(月)~7/16(金)

臨時休業させていただきます。




かわりに・・・

17(土)~21(水)は休まず営業、

22日(木)にお休みをいただきます。





19日の日曜日で

一時終了です





次回は9月上旬再開を
予定しております。




昨日の求人急募の件、
数名の方が心配して
連絡を下さり、とりあえず
17~19日はなんとか乗り越えられそうですが、

花火大会の日、21日(水)は引き続き募集中です。


人手がないと、お店を一時閉店するかどうか、
というところまで考えなければなりません。


それを察してくださった常連さんがいらっしゃいました。

それが本当にうれしかったです。



一丁焼きのたい焼き屋というのは

焼き台という現場から

焼き手が離れることができません。



焼き手が経営者の場合、

人手不足というのは、

本当にくやしいことです。


手があけられる養殖ものの

たい焼き機が出てきて、

それに移行した経営者の気持ちも

よくわかります。


人手不足でメニューを絞らざるを得ない

局面も出てくるかもしれない、
と思うと、大変残念ですが

この求人の問題
何とか前向きに解決したいと思います。

みなさんのお知り合いでも
少しだったら手伝えるかもしれない

という方、いらっしゃいましたら
どうかお話していただけないでしょうか。


よろしくお願いします。


鎌倉の小学校は今日で給食が終わりだそうです。

もうすぐ夏休みですね。


不景気のあおりを受けて

夏の旅行の予約が、

伸び悩んでいるそうです。



伸び悩んでいる、ということですが、

人々が吟味し始めたのだと

僕は思います。



夏休みに限らず、

日々の休日の過ごし方なども

そうなのでしょうけれども・・・。


以前は、

海外旅行のひとつにでも行かないといけない!


とか、

新車が出たからまぁいいんじゃないの、

と買ったり・・・。


今は、結婚しても結婚式も食事だけだったり、

まして海外に新婚旅行など行かないし・・・


特に買い替えの必要もないのに

簡単に薦められて

新車を買うような状況でもない。



不景気がそうさせているのもあるのだろうが、

不景気が日本人の不必要な部分を

リストラしてくれているのだと思う。

思い込んでいて当たり前だったこと・・・


よくよく考えてみると、

どうしてそんなことになったんだろう、

どうしてそう思い込んでいるんだろう、

そうしなければならぬために、

どれほどの浪費・労力が消耗されていることか、


それと引き換えに失ってしまったものもあるんじゃないか


そう思う。



話は旅に戻るが、

たいした金もなく

貧乏性の僕は、

このようななんとなくの旅をできるような

身分ではなく、大枚をはたいたからには、

もとをとってやろうと必死である。


それは決して

「どこへ行った」

「何を食べた」

などではなく、

自分自身の気づきを得るという

普段の日常では・・・

一区切りないところでは

得られないものを

得てやろうという

まさに投資感覚だ。


ここ数年

僕は東南アジアに出かけている。


東南アジアのリゾートではなく、

活気ある都市だ。


そして、

そこに生活する人々を見ていて

なぜかホッとした。


生活は苦しそうだし

決して豊かではないが

なぜか余裕がある。


そして、思った。


日本人に比べて

人を追い詰める、

特に自分を追い詰める、

ということが

少ないのかな、と。


僕は以前読んだ

よしもとばなな氏の

エッセイ

「人生の旅をゆく」

の一説を思い出した。

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 私たちの肉体は大昔からそんなに変わっていないし、

そんなにたくさんのことができるわけがない。

それなのにこの時代の日本が人に要求することは、

ほとんど超人になれというようなことばかりなのだ。


たまに海外に行くとほっとする。


日本みたいにわけの分からないがんばり方を要求されないからだ。

イタリアの浜辺で、でっかいおばさんとおじさんが

ビキニみたいのを着て、

肉をはみ出させながら

ゴロゴロ寝ているのをみるとき、何となくホッとする。




 日本では、何か重いものがべったりと空気の中にある感じがする。

特に、おじさんと若い女性にその重みはのしかかってきていると思う。

私は、現代の要求に飲み込まれてしまい、

今はもう現実に参加できなくなったり、

とことん体をこわしてしまったり、

人相が悪くなってきりきりしてしまっていて、

もう話もできなくなったような知人がいっぱいいる。



元の彼女たちを返してくれ!と心から思う。



私の頭の中には、

その人たちが元気で生き生きしていた頃の映像がいっぱい詰まっている。


それは何があっても損なわれるべきではないものだった。

みんなかけがえのない才能、

替えられない笑顔、

優しい心を持った普通のお嬢さんたちだったのに。





彼女のエッセイの中でも

あまりに有名な箇所なので

僕が挙げるまでもないのかもしれない。


東南アジアのビッグシティを訪れて思ったのは、

食するということを

オシャレ性よりも

エネルギー、あるいはスタミナの源として

食べるということに

非常に前向きで、真剣そのものの女性が多いということ。


たとえば香港には

レストランのほかに

おしるこ専門店などの甘味屋が

たくさん点在する。


朝昼晩めしと同様、

10時・おさんじに、食べるものを

楽しんでいるし、こだわっている。


もともとアジア人は

欧米人に比べて

胃袋が小さくて

肉食用の胃酸が出ている民族ではないから

小分けに、ある意味一日5食ともいえる

チョコチョコした食べ方のほうが

先祖代々向いているのである。


チョコチョコ食べるのに、

イチイチ全部作るのではなく

気軽に立ち入れる

滋味栄養のあるものを

手頃な値段で提供してくれる

アットホームな外食店を

よく利用している。


それらは、決して

自動販売機のサービスでは

得られない内容の一皿と

笑顔と会話という栄養を与えてくれて

心身ともに

確実に癒されて・・・

癒されて、というより、前向きのパワーというか、

ファイト一発!的なエネルギーを

摂ってやろう!という積極的な

女性の姿に

僕はなぜか、非常に安心して

励まされ、癒されるのであった。



なんとなく、

日本の女性が

子どもを産みづらくなっているのも、

わかるような気がする。


まず外食で

お金を使うということに、

頭を悩ませる状況で

出産するということは、

非常に勇気のいることだと思う。


自分が自炊するよりも

むしろ交換価値があると思えるような

総菜屋や気軽な飲食店があること・・・。


自分が365日あるなか

複数の家族の生活の

面倒を見る上での

心の保険だろう。



日本人女性ほど、
きっちり自炊をする女性もいないと思うが、

それがかえって負担になって、
とりあえず食卓を飾るくらいなら、

僕は、東南アジアのように
主婦が気楽に生活をおくれる
食の環境があればいいな、とおもう。

去年行った台湾やタイでも強くそう思った。



そうだ!


まず、日本の、特に小さな子どもを育てている
女性たちに、おいしくて楽しくて前向きな
食事やお菓子を手頃な価格で
安心して提案したい!!!


そんなことを考えながら
去年の夏休み旅から帰国して
また普段の修行に戻り
漠然と毎日を送っていた僕の目の前に
偶然、舞い込んできた
一枚の貸店舗のチラシ。

お家賃や広さなども気になったが、

「どんなところだろう!?」

住んだことがないのでなんとも言えなかったが、

鎌倉市の中でもこのエリアの

小学校の児童数は

ここ数年増え続けているという

子育てしている人が、わざわざ都内から選んで

この地に転居しているのだ。


実際、えれなの通っている
第一小学校は、一年生が5クラスもあるのだ。



お菓子関係の仕事に就いていなければ、

保父さんになっていただろう、という

子ども好きの僕、ということもあって・・・


よし、この店舗でやってみようか!

と、決心したのだった。


たった1年前にそんなぼーっとした思いを持っていたのに

それがほぼ実現して

まだ完璧なサービスではないのは自覚しているのだが、


確実に、そういった方向性に向かって

それに賛同する人々も集まったり、

反応したりしてくださっているのだから、

とても不思議である。



改装後、どんなメニューになるの?

それは、

はっきり言って人手によって

変わってくるのですが、


できるだけ身体によくって、

おいしくて、そして・・・

日本人女性がとっても大切にしている

オシャレ性・・・


昼下がりのデザートに・・・


癒し、元気付けてくれる

ある意味軽くない軽食。



また、気の利いた逸品を通じて

敷居は高くないものの

実際食べてみて


「 旨いよね!コレ!」


と彼氏やだんな様をうならせる

ヒミツの持ちネタを彼女たちにたくさん、

提供したい。



なにも、疲れた日に
無理して彼メシを作らなくても
よいのだ。



それにしても・・・

もう一度、

香港に出かけたいし、

台湾にも行きたいなぁ。


僕が行った当時、

とにかく金がなかった。


今度香港に行ったら、
今度こそ・・・

ペニンシュラホテルの
栗汁粉を注文したいし・・・

こうやって書き出すと、
僕の未練たちのリスティングが
10ページ以上には及ぶだろうから、
この辺でやめておこう。


長い独り言で失礼しました。




そして、
ごめんなさい、
昨日のブログにコメントいただいていることに
今気づきました。
ありがとうございます。



では、また明日!
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by taiyaki-namihei | 2010-07-15 13:29 | なみへいコラム | Comments(0)

金曜日までお休み。 超短期!!お手伝いスタッフ急募! 夏の思い出。

こんにちは!

鎌倉 一丁焼き たい焼き なみへい 濱田紳吾です。



7/12(月)~7/16(金)

臨時休業させていただきます。



かわりに・・・

17(土)~21(水)は休まず営業、

22日(木)にお休みをいただきます。




たい焼きは実演販売は

19日の日曜日で

一時終了です



次回は9月上旬再開を
予定しております。





さらに、重要なお知らせ・・・


なみへいお手伝いスタッフ募集!!!



この週末&花火大会、

数時間でもかまいませんので、
お手伝いいただける方、
大募集です。


レジの補助など、とても簡単なことを
お願いするだけです!

飲食経験、年齢、問いませんし、
学生さんアルバイトでもかまいません!

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7/17(土)・18(日)・19(月)

12:00~18:00の間でお手伝いいただける方。
特に、16時以降、探しております。





16時からなら大丈夫!などでも大丈夫です。
もちろん、朝から働きたい、という方も!


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また、7/21(水)の花火大会の日、
遅くまで営業する予定です。
お昼ごろから働けます、という方、
是非お問い合わせください。




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人手不足で大変困っています・・・



特に次の三連休は
僕がたい焼きの台から離れることができず・・・

あるいは、たい焼きを焼かないか、かき氷を出さないか?
といった苦渋の決断を迫られています。


夏の温度管理が難しい一丁焼きは、
決して片手間にできるものではないのです。


時給・交通費・時間帯など、
お気軽にお声掛けください!!

(主婦の方など、ご年齢を気になさる方もいらっしゃいますが
なみへいはスマイルと心配りがあれば
おばあちゃまでも大丈夫です!)


濱田 090-4350-1418 

(電話しづらい方、コメント欄に非公開コメントください。)







今、実は、あんずあんの開発中なのです。

理想としては、今週末には

あんずあんたい焼きを焼いて、

たい焼き焼き止めフィナーレを飾ってくれる

重要な変わりあんとして、

なんとしてでも完成度の高いものを

開発したいと、

今朝も早くからハーコットを煮込んでいました。



昨夜、鎌倉は嵐のような大雨でした。

今朝はすがすがしい晴天!

きっと季節の変わり目で、

夏が来たのかもしれません。



鎌倉の子どもたちは、
学校帰りに友達と海に行く約束をしているようです。

なみへいの看板娘、
えれなもはじめての鎌倉の夏ですが
随分日に焼けてきました。


おととい、由比ガ浜を歩いてみました。

その日は風が強くて遊泳禁止だったけど
海の家の屋台骨はすっかり
組みあがっていました。


個人的な感想ですが、
海の家、
なんだか大人中心のメニューが多い、
値段帯も。

それに、角ボールハイ、マリブ(ココナッツのお酒)、
ビールのブランドなどなど、
お酒のブランドのブースがすごく多かった。

はたまた、エスニック料理の海の家だった。

お酒と、子どもには刺激の強すぎて
辛過ぎる食事の海の家。


なんだか、昔ののどかな
ピュアな夏の風景が
あまり連想できなくて
少し残念だった。


a0145471_9113785.jpg


その昔の由比ガ浜。




過日、お向かいのはま善のおかみさんに
お話を伺ったのだけど・・・

彼女は生まれも育ちも由比ガ浜。


小学校の頃は

ラジオ体操が終わると

水着を着て、少しだけお小遣いを持って

一日海で過ごしたのよ、と。

100円もあれば焼きそばを食べて・・・


幼き日の彼女が
スマートボールや輪投げをして
景品をもらった姿が浮かんで
僕もうれしくなった。


8月の最後になるとね、
海を覗くと真ん丸い
亀の卵みたいなのが
いっぱいあったのよ!

大きくなってよくよく考えてみると、
それは亀の卵じゃなくて
テキ屋のおじさんが
スマートボールを海に捨ててたんだよね。


a0145471_943562.jpg


こんな感じのがあったのでしょう!




子どもの頃の夏の思い出って

僕はとても・・・

とっても大切だと思います。



なみへいも

こどもたちの思い出作りができるような
仕掛けを夏メニューにどんどん
取り入れたいと思います。


花火大会の日も、
クジつきデザートかき氷を
やろうと思っています!

だから、
一杯〇〇円、じゃなくって
一回〇〇円、です。



詳細は近いうちに!

楽しくなりそう!


それでは!
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by taiyaki-namihei | 2010-07-14 09:12 | なみへいコラム | Comments(0)

金曜までお休みです。 お休み中に思ったこと。

こんにちは!

鎌倉 一丁焼き たい焼き なみへい 濱田紳吾です。



※とても大切なお知らせです※

7/12(月)~7/16(金)

臨時休業させていただきます。




かわりに・・・

17(土)~21(水)は休まず営業、

22日(木)にお休みをいただきます。




たい焼きは実演販売は

19日の日曜日で

一時終了です


焼きたてのたい焼きたちよ、
しばしお別れじゃ071.gif


次回は9月上旬再開を
予定しております。





昨日のブログに書いたように
なみへいに
クーラーが来ました。



クーラー工事のお兄さんが、


「表のシャッター開けて作業してたら

『どうしてもアイスが食べたいんだけど!』

って何回も声かけられましたよ」


と言っていた。



また、僕が店に向かっていると、

店の前に張ってある営業カレンダーを

写メールで撮ってらっしゃる方をみかけた。



休業中、お店に来てくださった方、

申し訳ありません。

そしてありがとうございます。


ぜひ、次回ご来店時に

その旨、声をお掛けください







近所を歩いていると、

「なみへいちゃん!!」


と、幼稚園の女の子からかわいい声を

かけてもらった003.gif


お母さんもよく知った人だから・・・

苦笑いも、ニコニコしながら

うれしそうに挨拶してくださった。





幼稚園の常連のお子さんの中には、

たい焼きのことを”なみへい”と呼んでくれる子もいる。



「みどりのなみへい・・・ください!」



と注文する。





どんなちっちゃい子でも、

たい焼きとわかってくれるように

なみへいという名は、

みんなに覚えてもらって・・・

半年お店をやってみて

本当にこの屋号には

感謝している。


また、僕の無二の相棒なのだ。


この人格化した親しみのある屋号がなければ

僕自身、こんなに店に

愛着をもてなかったかもしれない。



半年前まで

この世に誕生していなかった

命だ。


世の中のおかあさんが

赤ちゃんを産んで

名前をつけて

何度もこどもの名前を呼んで

どんどんお母さんになっていくこと・・・




名前って不思議ですね。



そんなぼくにとって大切な

”なみへい”という名前を

ちいさなお友達が

呼んでくれることは



ギュッと抱きしめられ

ハグされるくらい

グッとくることなのだ。



人はみんな

すごーいコミュニケーション能力を持って

コミュニケーションするためもあって・・・

生まれてくると思う。




しかしながら、

その環境に恵まれないと

その能力は少しずつ、

伸びるきっかけを失って

大人になってしまうと

それを維持するのが精一杯だったりして・・・




なぜなら、日々疲れることも

どんどん増えてしまうし・・・




本来神様からもらった

すばらしいコミュニケーションの力は

100%発揮されることなく

終わってしまうことが多いのは

いつの世も同じだが


家族のあり方や町のあり方

伝達の利便性などが加速していて

”人間のよさ”

の原点、話して分かち合うことが

どんどん退化してしまいそうだから・・・





町に、商店街に

一軒ぐらい

子どもが自発的に

気軽に

「おじさーん!」

と話しかけられる

環境が必要だと思ったから

僕はこんな駄菓子屋スタイルで

”なみへい”で

店をやっている。




なみへいには

ちいさなお友達が

たくさんやって来る。



子どもの個性それぞれなので

僕はお話を強要したことはないが

子どもたちは

数ヶ月で

人見知りがおしゃべりに変わったり

その日あったことを

気ぜわしくたい焼きを焼いている僕を

煩わせまいと

話すことをまとめて

意を決して

彼らなりに

端的に報告するようになったり・・・

数ヶ月前より確実に。





話す・・・は

「放つ」からきているという。




自分の中で悶々として

放つきっかけを失った大人が

起こしている問題も

多い今日。



僕の独りよがりかもしれないが、

僕は町でちいさなお友達に

声をかけられ

彼らが放っているのを確認すると

町の一住人として

とてもほっとする。





そして

たい焼き屋という

愚直なスタイルにも

きっと意味があるね、と

もう一人の自分

”なみへい”に声をかけてやり

日ごろの苦労を

ねぎらってやるのである。





今こうやってブログを書いている間にも

張り紙をみてだろうか・・・


「閉まっていますが・・・

今日はやらないんですか」


と僕の携帯に電話があった。



「半年でよくここまで

やってきたな、なみへい。」




店と、店の店主の関係は

とても不思議な関係だ。







えれなのお母さんは

えれなが寝る前に

毎晩こう言っている



「今日もお母さんの娘でいてくれてありがとう」



えれなはなにも言わず、

うんうん、とうなずいて

一分もしないうちに寝てしまう。






僕も毎日なみへいに言っている




「今日も俺を成長させてくれてありがとう」




僕は

なみへいの・・・やつのお陰で

濱田紳吾とはなにか

何者なのか

日々気付きを与えてもらっている。



ありがとう、なみへい。

そして、

なみへいのちいさいお友達も

おおきいお友達も・・・



ありがとう。
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by taiyaki-namihei | 2010-07-13 11:48 | なみへいコラム | Comments(0)

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