あったかいたい焼きを あなたに。


by taiyaki-namihei

プロフィールを見る
画像一覧

<   2010年 05月 ( 5 )   > この月の画像一覧

本日定休日 はやいものです。明日で開店6ヶ月。そして思うこと。

おはようございます。

鎌倉 一丁焼き たい焼き なみへい 濱田紳吾です。



本日は定休日です。




今日で5月もおしまい。



なみへいも、5月1日より、

アイスクリームの販売を始めたり、

内装も夏バージョンに切り替えたり、

模様替えが多く、大変ながらも、

とても楽しかったです。



5月・6月は初夏バージョン、

7・8・9月の秋分の日くらいまでは、

真夏バージョンでやっていこうかなぁ、と

計画中です。



アイスクリームは、秋頃まで販売予定です。


出来るだけ、季節感や僕の思うところなどを取り入れた、


「暦アイス」的な・・・


エッセイみたいなアイスにしようかな、

とおもっています 。

定番のたまごアイスなど以外は・・・。



僕は、お菓子の修行に入るまで、

思春期の頃より日記をつけていました。



新聞や雑誌を読むときも、

人のエッセイを見るのが楽しい。


日々の切り取りを人とシェアすることが、

とても好きです。


一丁焼きのたい焼き屋は、

一日中たい焼きを焼かなくてはならないので、

その時間をどうやって捻出しようか・・・


そう考えていました。


大手のアイスクリーム屋さんじゃないから、

その日の気候を見て、

アイスのメニューを決めたりします。


それを店頭でお客さんに説明したり、

こうやってブログで思うところを説明したりして、

それを読んでくださる方がいらしゃるのですから、

まぁ、なんと幸せなんでしょう!

と思います。


よく、日替わりで大変ですね、とか、

近所の方からは、

「朝早くから準備されて、アイスの時期は大変ですね!」

とか言っていただくのですが、


やりたいことがあって早起きするというのは、

とても僕は運のいい人間だと思っています。


有機野菜の素材にこだわって大変でしょう、

と心配してくださるお客様も大勢いらしゃいます。


出費のことを考えると、

確かに一瞬躊躇してしまうのですが、

とにかくそれらを使って、

お菓子作りをしているときは、楽しくてしょうがない!


また、

今の時代、外食産業は、

食材コストを抑えて、

利益率が何%確保できているか・・・

で経営の優劣をつける、という古臭い基準・・・

もうそういう時代の断末魔だと僕は思っている。



例えば、先日出した、ミルクジンジャーアイス、

有機しょうがを使わなければ出せない

柔らかいジンジャー味がポイント。


有機しょうがのコストは、

従来品の約4倍。

1パック、¥100のしょうがの量だと、¥400する。


実際、鎌倉のスーパーでも、

1パック¥398で販売されている。





ミルクジンジャーアイスの定価も

¥180としたいところだが、

しょうがの実費を一杯分ずつ割り振って、


どうしても、¥200になる。

けれども、¥180でありきたりの

しょうがミルクアイスを食べてもらうくらいだったら、

¥200でミルクとあわせたときの

まろやかなミルクジンジャーアイスを召し上がっていただき、



しょうがのすばらしさ、お菓子の力を伝えられたらなぁ、

と思い、力不足の僕ではあるが、

そういうアイスを作ってみた。




素材は、それが作られるまでに・・・

介在した


”人の手の記憶”


を確実に持っていると思う。





上に書いたしょうがに関わるエッセイで、

是非、皆さんに読んでいただきたいと思うものを、

最近見つけた。


丁度ミルクジンジャーアイスを出した直後、

僕の元に届いたメルマガ。


前にも紹介したが、

丈夫卵の高橋丈夫さんが発行している、

生命農法研究会のメルマガより。


実は、日本の、特にお寿司のガリ用のしょうがは、

タイ北部で生産されていた、かつては。


今は、中国にシフトしている。

日本はしょうがを大量に使う国だが、

その日本人の消費を支えてきたために、

その地域の産業バランスが崩れ、

ついには、暴動に発展してしまった、


という内容のことを書いてらっしゃるくだりだ。




昨年から、タイでデモや反政府運動が報道されています。
私は以前、何度かタイに行った事があります。
大半は農業目的で行き、
政府機関の有機研究農場等にも行きましたが、
表では大変素晴らしい事を言うのですが、
その農場の片隅に、多量の農薬のビンが捨てられているのを見て、
がっかりした覚えがあります。


 今回のタクシン派と呼ばれる人達の大半は、
北部の貧しい地域の人々だと言われています。
タイの人々は、王国としてのプライドが高く、
北部山間の人達に対しては、差別意識を強く持っています。
その北部に日本はショウガ栽培を始め、
寿司店等で使われるショウガは
ほとんどがこれらの地域から生産された物です。

 しかし、日本流の農薬、化学肥料で生産指導をした為、
あっと言う間に何も収穫出来ない土地になり、
基の農地に戻る事も出来なくなり、
貧しさに更に拍車を掛けてしまいました。

又、タイは公認の娼婦街があり、
そこで売春する女性は、この北部の人達です。
ここでは、エイズが大きな問題となっていました。

 そこで働いた女性が、ある程度の年齢になると仕事も出来なくなり、
故郷に帰ると、例えその女性がエイズである事が分かっていたとしても、
貧しさの中で、その女性を嫁に受け入れる男性が待っています。
私はタイでの移動の車は、この北部の男の人が運転していました。

 彼は、後ろから車が近付くとすぐに道を譲り、
なかなか前に進めないのです。
同じ道なのだから堂々と走れと言っても、つい避けてしまっていました。
その様な人々が立ち上がったのですから、
すぐには解決に向かうはずもなく、
その上、その力を軍や政権に利用されながらのデモでもあり、
傷付いた北部の人達の心は、
どちらにしても満たされる事はないと思います。




以前にも増して、

日本の、商社などによる、

”農場団地化”が今、進んでいます。



コンビニなど、納品先を確保しているこのような

団地化推進会社は、残念ながら、

食物たちの”食卓のアクセサリー化”を

加速させているように思います。


お菓子の世界でもそうです。


飾られたものや商品説明のこってりしたケーキも

大切だけれど・・・


本当に技術のある職人さんは、

すごくシンプルなもので美味しいものを作れるんじゃないか、

それこそ本当のご馳走ではなかろうか、


毎日食べるようなものが、人の思いと

自然の恵みに満ちていて、

それを記憶している食材で構成されている・・・


今こそ、世の中の食に対する見直しと、

原点回帰の時期だ、

お菓子業界に所属してそう思ったので、

一番素朴なたい焼き屋としてやっていこう、


僕はそう思って、今日に至っている。




少し前に、「粗食のススメ」という言葉が話題になった。


僕は詳しく筆者の主張を知らないが、

恐らく、素朴なおいしさを知ることこそ、

本当のグルメ道、というような内容なのではなかろうか、

と推測している。



昔ながらの一丁焼きのたい焼き・・・

皮は小麦粉と水とわずかな重曹のみ。


僕自身まだまだだと思っているが、

腕がなければ小麦の真のおいしさを伝えることが出来ない。


だから毎日やってて飽きない。


なみへいの焼きそば、

具はキャベツと揚玉しか入っていない。

お肉や魚介類も安価にふんだんに使える時代だが、

あえて”そ”・・・素・粗・・・にすることによって、

活きてくるうまさを知ってほしい。


簡単に言うと、

粗食じゃないとわからないおいしさ、うまさ。



たった¥280の焼きそばだが、

しょうゆや梅酢を焦がさないように、

作っている方は真剣そのものだ。


¥180のたまごアイス、

香りは卵と砂糖と低温殺菌牛乳・生クリームのあまーい香りのみ。


なみへいの主力商品は、見ての通り、

”粗食のススメ”のオンパレードだ。


今年元旦、開店する前は、本当に怖かった。

それでどこまで通用するのか?売れるのか?

そして、丁度5ヶ月たった今、振り返ってみてつくづく思う。


お店の場所と、

そこに集ってくださるお客様に本当に恵まれたな、と。


一過性の流行や、聞きかじりのコピーに

惑わされるような方が実に少なく、

シンプルでよいもので、

気軽に買えるものを次世代に残したい、

という意思ある大人の消費者の方々が若輩者の僕を

支えてくださっているので、

本当に救われたと思っている。


開店5ヶ月目の終わりの日に。

うまく伝えられない僕だけど、

僕の残していきたい味について、

僭越ながら書かせていただきました。


ありがとうございます。


明日から6ヶ月目。

がんばります。
[PR]
by taiyaki-namihei | 2010-05-31 10:43 | なみへいコラム | Comments(0)

本日定休日 大切な雨の日。

おはようございます!

鎌倉 一丁焼き たい焼き なみへい 濱田紳吾です。

本日月曜日は定休日です。


昨日は雨にもかかわらず、

皆様にお越しいただきありがとうございました。



雨の日は、

晴れの日よりも時間がゆっくり流れているので、

皆さんとお話しする時間・・・

僕、とても大事にしています。



鎌倉は観光地のせいか、

繁忙期と閑散期、晴天と雨で

大きく売り上げが左右されるのは事実です。


僕も、色んなお店の店主の方々とお話してみて、

色々な経営者の方の考えがあるなぁ、と思います。


その中で一番、僕が感銘を受けたのは、

オステリーア・ジョイアのオーナー、

飯田さんのお話。


小町通りのイタリアンにお勤めでいらした頃。


大雪が降って、

積もった雪で歩くのも大変だったそうです。


飯田さんは、駅から店までの道のりを、

お客様が安全に来店できるよう、

スコップでかき分けて、道を作っていると、


「うちの店の前も頼むよ!」


と、他のお店の方が言ってきたそうです。



雪の日にあきらめモードである上に、

気安くそんなことを言われ、

まったくお客様を迎える態度じゃないな、

と呆れると同時に、非常に怒りがこみあげた、

とお話なさっていた。



僕も、苦労して鎌倉に店を構えましたので、

飯田さんのおっしゃっていることが

非常によくわかります。



「観光地だから・・・」

「今日は雨だから・・・」


あぐらをかいて、おいしいところだけいただこう・・・

そういうものは、基礎体力が弱っていて、

これからの厳しい競争時代には

淘汰されていくように思います。



それも、彼らにとって一番苦しい流れ・・・

だんだんさびれていく・・・

真綿で首を絞められるように衰退していく。

店の経営だけでなく、大企業や百貨店・・・

職が確保されているからと、

それにあぐらをかいてきた

ホスピタリティーの足りない公務員。



飯田さんが何事にもまったく動じず、

ぶれずにそうやってお客様をお迎えするというのは・・・

もともとの彼の性格プラス、

15年以上の間、早朝より、畑で野菜作りに取り組み、

物事の成り立ちが、一朝一夕ではないということを

誰よりもご存知だからだと思います。


僕は、まだまだ経験が浅いですが・・・

お菓子作りもちょっとレシピを習って、

それで作られたものと、

日々、少しずつでも何かお菓子に込めて

本当に些細な作業を面倒くさがらずに

丁寧に作ってきた人のお菓子では・・・


食べた人が気付くのです。

結局のところ。


人の持つセンサー、

すごいと思います。




僕ももっともっと、意識して、

お店に立っている人間として

人を迎えるということ、

飯田さんのように取り組みたいと思います。


雨の日も、風の日も、雪の日も・・・。


すべて、神様がくれた日・・・ですからね。



一朝一夕ではならないこと。


僕もとても惹かれます。


♪毎日毎日僕らは鉄板の・・・♪


を地でいく僕です。


続けること。

一朝一夕ではないからこそ、

お店作りに魅力を感じています。



現役引退され、

早稲田大学大学院を主席で卒業された

桑田真澄さんの言葉が印象的でした。


「次は、米作りとワイン作りにチャレンジしてみたい。

どちらも長年かけて出来上がるものだから・・・」


人生の本当の楽しみとはなにかを知っている、

すごい先輩・・・

そう思って今後も

桑田さんの動向に注目している僕だ。


休みの日は、色々な業界の方の、

色々なエッセイを読んだりして、

休養するとともに、大変刺激を受けている。


初夏にしてはやや寒く、

雨の静かな月曜日ですが、

僕の心と頭の中は、

夏のなみへいでいっぱい。


ラムネのアイスにかき氷。

もっともっと子どもたちがはしゃぐようにしたいし、

それ以上に大人がはしゃげるきっかけを投げかけたいと

色々画策中です・・・。

乞うご期待!

それでは!
[PR]
by taiyaki-namihei | 2010-05-24 11:47 | なみへいコラム | Comments(0)

本日定休日。 初夏に思うこと。

おはようございます。

鎌倉 一丁焼き たい焼き なみへい 濱田紳吾です。


今日月曜日は定休日です!



今週から24、5度に

気温が上がってくるようですね。



この週末から文学館のバラ祭りもはじまり、

なみへいのある、観音通り商店街の人通りも

冬の時期に比べるとにぎわっています。


長谷名物・紫陽花も少しずつ大きくなっています。

今はこんな感じ。
a0145471_10192981.jpg


紫陽花の全体図はこんな感じです。

枯れ紫陽花の中、つぼみがどんどん大きくなっていくんですよ。
a0145471_10215736.jpg




商店街の先輩店主の方々によると、


「紫陽花の季節は人出が多いから、

そこでしっかり儲けなさいヨ!」


とアドバイスをいただいた。



一丁焼きという主力商品の性質上、

せっかくGWの人の波という

瞬間最大風速が吹いていても、

今時、損なことをやっていて・・・


時代にそぐわぬ要領の悪い商売形態に

地元の諸先輩方に

随分ご心配をかけているようだ。




まだ一年目で、

お客様の流れもつかめぬまま、

相変わらずバタバタやっているが、

なみへいはもともと

地元の方々の人出に

照準を合わした店なので、

観光客様へのアピールを

やっているような、やっていないようななみへい・・・。



もうちょっと押しを強くすれば儲かるのに!


という風に見えるのかもしれない。



もっと遠方地に持って帰られる

日持ちのするものを並べてみても

いいのでは、などなど・・・

すごく正当な、正当派な意見もよくいただく。



立ち上げ一年目というのは、

どんな店か、

それを真剣に知っていただくことに

集中しなければいけないと思っている。



たしかに、日持ちのお土産物を売れば、

日々の売り上げは5%とか

多少アップするかもしれない。


しかし・・・


もちろんそれも大切なことなのだが、

どんな店?を明確にすることが

あまりに大切で・・・


僕にはその勇気がない。



なぜ大切か?




そこに集まる人・・・


これが一番大切で、

そこにブレを生じさせたくないからだ。



将来、もう少し余裕が出たら、

気の利いた土産物的なものも

手がけたいと思う。



気の利いたものを、

ほんの少しだけ。




そもそも、今の日本、

物質的な人生の土産物が

ちょっと多すぎるのかなぁ、


と僕は見ている。



昔、こんな興味深い本を

どこかでちらっと見たのを覚えている。




その本は写真集で、

世界の国別に見開き2ページに

標準的な家族=ワンファミリー

つまり、日本だと4人家族で標準的な建売一戸建ての家・・・



その家の中の家財道具から何からぜーんぶを

庭もしくは家に隣接する道路に並べて

そこに住む家族と一緒に納まっている写真。


それが、ひたすら国別に見開き2ページで

紹介されている写真集だ。

もう10年位前に発行された

本だったように記憶している。



まぁ、日本の家族の物の多いこと多いこと・・・!




ロシアの家族などに比べると、

まるで何十倍もものを持っているかのように見えた。


これは、戦後日本に

いろんな文化がどんどん入ってきて、

ものを媒介にそれが紹介され、

ものが大変大切な情報媒介ツールだったから。



10年前から比べると、

インターネットの部分などで、

今度はそれがものから情報にシフトしていて、

ライフスタイルもまた少しずつ変わっているが・・・


根本はあまり変わっていないように思う。



これは、戦後の食べ物の価値観へも

大きく起因していると思う。


〇〇産の〇〇を使った、××のケーキを食べて・・・

料理には、コレコレとコレを入れて、もっとリッチにして・・・



人にとって現状維持は楽だ。



ちょっとポジティブで華やかでリッチなことを

少しずつ添加していくのは、もっと楽だ、

そして楽しい。



そういうリッチなものをお金の余裕のあるときに

ハメをはずして、楽しむのは、

そういう延長線上にある快楽だ。



しかし、人生そう過ごしていくと、

もののない人生に遭遇したとき・・・


なんともひ弱な自分に

どうしたらよいかわからなくなるのではないかと思う。



少なくとも、

世の中の影の薄いお土産を増やすよりも

僕は、未来あるなみへいの近所の子どもたちに

自分が本当に必要なものだけを・・・


強く必要と感じ、

大切にし、

日々それとともに

自分に重きを置いた質の高い人生を

楽しむ大人になってほしいと・・・


心から願っているので、

まったく引き算だらけの余分なものを加えない、

バニラエッセンスも加えない

元祖日本のバニラアイス=100年前のたまごアイスを出しているし、


小麦粉以外、何も加えない、

バリっとした皮のたい焼きを焼いている。



家の中がもので溢れてしまうと、

本当の生活が楽しめないように、

味もまったく同じである。



と言うか、今の日本の食文化がそうだから、

ものや情報が溢れて

我々、それに溺れがちなのだと思う。


そして、ある時突然、

捨てることの美学のススメ、的な本を読んで、

一気に捨てて、

「あぁ、すっきりした。」

というのも・・・


少しさびしいことのように思ったりもする。




ある日突然、整理整頓するのではなく、

日々ほんとうに必要なもの、大切にしたいこと、

そして、それ以外は、

あまりゴチャゴチャとしないこと。


そういうかつての日本のよかった部分が、

今、とても必要とされているのだと思う。



僕の大好きな作家、宮沢賢治も

文章を削り落としていく作業というのを

もっとも重視されていたという。


最後に残ったもの、

本当に伝えたいものだけでやっていく。


商売の上ではなかなか制限もあり限界もあるが、

僕ものすごくそういうものの必要性を感じるし、

そういうものに憧れている。



雨ニモ負ケズ、風ニモ負ケズ、誘惑ニモ負ケズ・・・

そういう店に、なみへいはなりたい!
[PR]
by taiyaki-namihei | 2010-05-17 10:14 | なみへいコラム | Comments(0)

僕がきっと・・・ずっとずっと覚えている声。

昨日11日、僕は久々に上京しました。

お世話になった浪花家総本店3代目、

神戸守一氏の通夜に参列してまいりました。


お亡くなりになったその日、

先輩から連絡をいただき、

亡くなったことはわかっていました。

そのつもりでした。



そして、一般紙などに報道されて、

少し実感を持ちました。



しかし・・・

通夜に参列するまで、

絶対に、あのもう一度


「いらっしゃい!!」


という、麻布十番商店街中に響くような

大きな声が聞こえるんじゃないか、と

思っている僕がいました。




人の・・・その人の声が

二度と聞けないというのは、こんなにつらいのですね。



おやじさんは、もう高齢だったから、

よく同じことを何度も何度も話していた。

今言ったばかりのこと。


その日が懐かしい。



「おやじさん、その話を聞かせてくださいよ。何度も何度も・・・。」


ご霊前で僕に語りかけてくれたことを思い出して、

ほぼ無意識に心の中で何度もそう言っていた。





声の大きい人でした。


「お前、声でけえなぁ!!」


そう言って、僕のことをかわいがってくれました。




退職する日に、直筆をいただいた。



a0145471_8582267.jpg

「小さい頃、夏休みに鎌倉のサナトリウムで過ごしたなぁ。

いいところだよ、鎌倉は。」


そう言いながら、筆をとってらっしゃる姿を

今でも覚えている。


a0145471_859184.jpg



参列者に配られた絵葉書。

この絵葉書のように、お月様にちょこんと腰掛けて、

あのくしゃくしゃ笑顔で、私たちのことを、見守ってくれることでしょう。


古きよき人情の日本を愛し、

生涯少年のように無邪気で、

こどもの日に逝ったおやじさん。


私たちがあったかいたい焼きを通じて、

こどもの頃の心を持ち続けることが出来ますように。


ありがとう。おやじさん。
[PR]
by taiyaki-namihei | 2010-05-12 09:07 | なみへいコラム | Comments(0)

今日・明日お休みです。2週間を終えて。

おはようございます!

鎌倉 一丁焼き たい焼き なみへい 濱田紳吾です。

今日・月曜日は定休日、

そして、明日5/11・火曜日は大変申し訳ありませんが

臨時休業とさせていただきます。


GWをはさんで丸2週間、営業させていただきました!!!


久々の休日。


2週間、忙しくもすごく楽しかった!!


デビューしたなみへいアイスと

駄菓子屋和風焼きそばも

お客様にかわいがっていただき、

うれしい限りです。


駄菓子屋のメニューは、

駄菓子屋おやじ店主の僕にとって、

わが子のような存在です。


うちの子たちの魅力は、

”すれてない素朴さ”です。


出す前はいつも、

この素顔の素朴さ、

今の時代にわかってもらえるのだろうか・・・

弱気です。



半年前まで、鎌倉に知り合いもいませんでしたし、

自分で自分に”大丈夫だよ。”と言っていました。



この5/1から新しいメニューたちを出していますが、

GWのピーク時以外は、

いつも常連さんが入れかわり立ちかわり、

のぞきに来てくれて、

アイスおいしいよ、焼きそばおいしいよ、


と激励してくれて・・・


僕に・・・とても感動的な2週間でした。



明らかに半年前と違う!

鎌倉に沢山友達が出来た!


半年前よりも・・・

鎌倉・長谷・由比ガ浜、いいところだ!!大好きだ!!

ともっともっと大きな声で叫びたい僕だ。


この2週間のお客様とのふれあいで、

なみへいがいただいたものは計り知れません。


焼きそば・・・出してよかったと思う。

僕は人とご飯をたべるのが大好きな人間だから。

人がご飯を食べてる姿がすきだから。


アイス・・・とても気に入っている。

新鮮なものを食べるのはとても大切なこと。




人には・・・

”一休み”の素敵な理由が必要だと思う。


例えば・・・

夕涼み。

この素敵な季節の言葉のもと、

シンプルな銀の器で

素朴なアイスクリームを

夕風とともにいただく。


例えばそれが女性なら、

みんな少しずつセクシーに、


子どもなら、かわいく無邪気に。


男性はもちろん男前に。


なみへいで、お出ししているメニューたちが、

素朴なわけはここだ。

それを召し上がっている人があくまでも主役だから。


人がそこにいて、何かを食べている・・・


その姿の美しさ。


存在感のすごさ。


それを何気なく見つめていること・・・


その私たちの幸せ。



なみへいの看板は・・・

変な言い方だけど・・・

一丁焼きのたい焼きでもなく、

〇〇を使った〇〇アイスでもない。


みんながなみへいの軒先で

おいしそうに立ち食いしてる姿や

おいしい、とおしゃべりしてる・・・

その、人の姿・・・なのです。


食べること、食べる姿、

とても大切にしたいと思う。


みなさんが、おいしいと言いながら召し上がる姿、

僕の一番のご馳走です。


格好客の方も、多くの方が礼儀正しく、

「おいしかったよ」と、

一声かけてから店を出られました。




僕こそ・・・ご馳走様でした、

のこの2週間。


またこの連休が明けたら

心を込めたたい焼きと、大盛りの焼きそばと、

新鮮一杯のアイスでみなさまをお迎えいたします。

どうぞ、よろしくお願いします。
[PR]
by taiyaki-namihei | 2010-05-10 08:03 | なみへいコラム | Comments(0)

カテゴリ

全体
なみへいについて
メニュー・素材について
なみへいのたい焼きについて
なみへいコラム
業務連絡・お休みのお知らせ
求人・横浜ポルタ・かもめ情報

以前の記事

2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月

フォロー中のブログ

PAN! DO! SEE!

なみへい情報

公式サイトはこちら
http://www.taiyaki-namihei.com/

月曜定休(祝日は翌日振り替え)

営業時間10:00~18:00
(7月・8月は不定期)

〒248-0016
神奈川県鎌倉市長谷1-8-10
℡0467-24-7900

江ノ島電鉄
由比ヶ浜駅徒歩3分
長谷駅徒歩5分
JR鎌倉駅より徒歩15分
a0145471_10233379.jpg

詳細地図はこちらから

最新のトラックバック

若き店主の心意気を (た..
from NO FOOD, NO LI..
エンて不思議 (いや円で..
from ビーズニュース(beadsn..
なみへい
from BeatStereo
はじめまして
from BeatStereo
たい焼き なみへい
from 今日のイチうま☆☆☆

ライフログ

検索

最新の記事

2017.04.24 本日定..
at 2017-04-24 09:29
2017.04.22 トリち..
at 2017-04-22 07:46
2017.04.20 求人募..
at 2017-04-20 08:00
2017.04.18 オズマ..
at 2017-04-18 09:06
2017.04.15 ふらっ..
at 2017-04-15 06:57

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

画像一覧